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  • 三菱地所 インフラ点検にドローン/将来オフィスの可能性検証

     三菱地所は、ドローンやロボットを使ったオフィスビルのインフラ点検の可能性検証に乗り出す。日本一の高さとなる常盤橋街区再開発プロジェクトが2027年に完成することから、それまでに新たな都市におけるインフラ点検のあり方を探る。その第一歩となる熱供給の地下洞道管を小型ドローンで点検する実験をスタートさせた。

     

     6日には丸の内熱供給(東京都千代田区)とブルーイノベーション(東京都千代田区)との共同により、東京都千代田区の複合ビル「丸の内オアゾ」周辺の地下で進めている小型ドローンを使った洞道管点検の実験を報道陣に公開した。位置制御のGPS(全地球測位システム)信号が届かない地下空間に加え、飛行幅60cmという条件下で幅15cm、長さ20cmの小型ドローンの自律飛行が可能であるかを検証し、その成果を次の実験フェーズに生かす。

     

     丸の内オアゾの洞道管は、2カ月に一度の巡視点検を進めているが、空調設備がないほか、点検ルートが狭いなど、作業員にとっては過酷な環境となる。ドローンを使って点検の省力化を目指すほか、非常時の被災状況確認にも生かす。実験では洞道内の撮影と配管や躯体の外観状態を把握する。

     

     三菱地所は将来を見据え、最新技術やテクノロジーを活用して街区のインフラ点検を効率化する検証に乗り出しており、ドローンに続き、今後はロボット点検の可能性検証にも乗り出す見通し。日本一の再開発ビル完成まで10年、新たなインフラ点検の実用化に向け、スタートを切った。

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    掲載日: 2018年2月7日 | presented by 建設通信新聞

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