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  • 全社が増収増益/受注もそろって増加/通信設備大手3社の第3四半期決算

     通信設備工事大手3社の2018年3月期第3四半期決算(連結)は、全社が受注高、売上高、各段階利益のすべてで前年同期実績を上回った。光コラボレーションモデルの普及やモバイルネットワークの高度化、さらにはICTソリューションに対するニーズの高まりなどを受け、各社とも業績は堅調に推移している。豊富な手持ち工事の完成や順調な受注を背景に、売上高の増加傾向が鮮明になっているほか、利益率も軒並み上昇している。通期の業績予想は3社とも据え置いた。 コムシスホールディングスの受注高は、前年同期比5.4%増の2912億円で、通期予想に対する達成率は74.7%となった。事業区分別をみると、メインのNTT設備は6.2%減の1411億円と減少したが、このほかのNCC設備が44.5%増の280億円、ITソリューションが12.0%増の453億円、社会システム関連等が16.1%増の767億円といずれも増加し、全体の伸びをけん引した。

     

     売上高は18.9%増の2436億円。すべての事業区分が増加した。売上総利益率は、前年同期より1.0ポイント上昇して13.8%となり、3社中で最も高い水準となっている。営業利益は53.0%増の168億円で、こちらも3社中最大となった。繰越高は7.0%増の1849億円。

     

     ミライト・ホールディングスの受注高は6.1%増の2461億円、達成率は79.4%で3社中トップとなった。事業区分別は、NTTが4.7%減の695億円、環境・社会イノベーションが2.2%減の441億円と減少したものの、マルチキャリアが10.6%増の701億円、ICTソリューションが23.9%増の622億円と全体の増加に寄与した。

     

     売上高は20.4%増の2066億円。すべての事業区分で2桁台の伸び率を示した。売上総利益率は、1.8ポイント上昇して12.5%に改善した。営業利益は592.0%増の87億円と大きく回復した。繰越高は14.3%増の1543億円となっている。

     

     協和エクシオの受注高は5.3%増の2424億円で、達成率は73.5%。事業区分別は、NTTグループが3.2%減の1270億円となったものの、このほかのNCCは27.7%増の240億円、都市インフラは17.6%増の596億円、システムソリューションは7.8%増の316億円といずれも増加した。都市インフラ分野では、データセンターの電気設備工事や自治体のごみ焼却施設改良工事、防災行政無線整備工事などの大型案件を獲得した。

     

     売上高は8.1%増の1968億円で、すべてのセグメントで増加した。売上総利益率は、1.6ポイント上昇し13.5%となった。営業利益は55.0%増の139億円。繰越高は13.8%増の1892億円で、3社中で最も多く手持ち工事を抱えている。

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    掲載日: 2018年2月8日 | presented by 建設通信新聞

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