当サイトについて 採用ご担当者様
会員登録はこちら 求人検索

建設技術者向けNEWS

建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!

  • 大末建設/タブレット核に生産性向上/配筋検査省力化システムを開発

     大末建設は、タブレット端末を用いた施工管理システムを2018年度から本格導入する。生産性と品質の向上が狙い。配筋検査をメインとした作業所業務管理システムの運用を4月から開始、今後施工全般を網羅するシステムとして展開させる予定だ。

     

     配筋検査システムは事前設定から配筋検査、写真撮影、帳票出力までタブレットで対応。写真撮影前の黒板作成や撮影後の帳票整理もほぼ不要になり、省力化と生産性向上を実現する。品質向上の観点から検査項目とカメラが連動、配筋検査に合格しないと写真撮影できない仕組みになっている。事前設定の容易さも特徴で、戸数50―70戸程度の一般的なマンションであれば1―2日で入力可能という。

     

     配筋検査のほか、作業所の日常業務管理支援システムもあわせて開発した。作業指示書と作業日誌、安全書類をタブレットに対応させたもので、従来使用してきたエクセルデータの書式を変えずに操作が可能。協力業者の確認サインも手書き入力できる。

     

     システムは和田特機(名古屋市、和田芳道社長)と共同開発した。現在東京と大阪の施工現場で機能の検証を進めており、4月からは「1棟当たり1台」の割合で現場に導入する。

     

     大末建設によると今後はタブレットを図面や野帳、デジタルカメラ、黒板の代わりになるツールとして活用する方針で、既に取り組んでいる杭工事管理やスリット検査のシステムも18年度中に完成させる予定だ。

    残り50%
    ログインして続きを読む 会員でない方はこちらよりご登録ください

    掲載日: 2018年2月9日 | presented by 建設通信新聞

前の記事記事一覧次の記事