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過度なPRは逆効果/ソフト面の遅れ指摘/日建経の女性技術者働き方改善調査
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本建設業経営協会中央技術研究所の女性技術者活躍環境創成部会は、女性技術者の働き方改善に関するアンケートの結果を発表した。結婚、出産、子育てなどのライフイベントと仕事を両立する上で「勤務形態の変更」を選択する傾向が強く、そうした希望に応えられる体制づくりが求められている。同調査は6-7月に実施、女性技術者活躍環境創成部会に所属する9社・63人から回答を得た。
結婚や出産などのライフイベントを迎えた際の仕事との向き合い方については、「勤務形態の変更」が63%と大半を占めた。「転職する」と「退職する」は合わせて約2割に上る。「いままでどおり」は14%だった。「男性だけでなく、女性も働きやすい環境へと会社の体制を切り替える必要がある」との意見が挙がった。
業務上の困りごとは、先輩・後輩、協力業者との人間関係、キャリア形成などを背景に「ある」が7割を超える。相談相手は上司や先輩が多く、「適切なアドバイス、フォローがあった」ことで解決につながったとの回答もあった。
また、女性技術者が働きやすい環境の整備に向け、「更衣室やトイレなどのハード面の整備は進んでいる一方、ライフイベントに伴うキャリア形成、長時間労働の是正といったソフト面の対応が遅れている」「時間的拘束が少なければ、育児中でもこれまでどおり続けられる可能性が高い。キャリアチェンジ(職種転換)が許される風土づくりが女性活躍に必要である」「男女に関係なく、長時間労働は離職者を生む原因であり、建設業の人手不足を解消するためにも労働環境の改善、意識改革は不可欠」などと指摘する声が寄せられた。
働く女性が企業の広告塔のように扱われることに否定的な見方も少なくなく、「女性活躍をあまりに発信しすぎると逆効果になる」との懸念も示された。
残り50%掲載日: 2020年9月18日 | presented by 建設通信新聞