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project・工事順調 高まる期待/東京都の五輪会場4施設(上)
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>2020年に向け、東京都による東京五輪会場施設の整備が順調に進んでいる。都オリンピック・パラリンピック準備局は都の施設のうち、▽海の森水上競技場▽有明アリーナ▽オリンピックアクアティクスセンター▽カヌー・スラローム会場--の4現場を報道陣に公開した。テストイベントに間に合わせるため、19年中の完成を目指す。都の担当者は「工事は順調に進んでいる。五輪に向け、都民の期待に応えたい」と話す。【海の森水上競技場/水門、締切堤で水位を制御】
中央防波堤内側・外側の間の水路に整備する「海の森水上競技場」は、ボートとカヌー(スプリント)の会場となる。
競技コースは2000m8コースとなり、建築工事としてグランドスタンド棟(約2000人)、フィニッシュタワー、艇庫棟などの恒設施設のほか、仮設の一般観客席を整備する。
土木工事として東西両側に水門と約200mの締切堤を整備し、「外洋の波や潮位の変動が競技に影響しないように、水位を一定にコントロールする」(大会施設部の村岡洋次郎施設整備担当課長)ことができる。大会期間中にコーチが自転車で並走したり、テレビの走行レーンとして活用する走行路を競技コースに沿う形で整備する。
現在は建築基礎工事や締切堤工事などが進んでいる。19年3月の完成に向け、約200人の作業員が働く。工事の進捗率は20%。五輪後は、水上競技大会の会場として、国際大会・国内大会を年間30大会目標に誘致・開催するほか、水上スポーツ体験や水上レジャーの機会提供など都民参加イベントも実施する。
隣接する「海の森公園(仮称)」と連携して新たなにぎわいを創出し、競技利用約31万人、一般利用約4万人の年間来場者合計35万人を目指す。
◆事業概要
▽計画地=中央防波堤
▽座席数=約2万4000席(うち関係者約2000席)、〈大会後〉約2000席
▽主要施設=締切堤、水門施設、揚排水施設、グランドスタンド棟、艇庫棟など
▽基本設計=パシフィックコンサルタンツ
▽設計施工=大成建設・東洋建設・水ing・日立造船異業種特定JV
▽実施競技=〈オリンピック・パラリンピック〉ボート、カヌー(スプリント)
残り50%掲載日: 2018年2月13日 | presented by 建設通信新聞