建設技術者向けNEWS

　プラント建設関係の技術者派遣・受託事業を展開する共同エンジニアリングは、富士テクニカルリサーチの３Ｄレーザー計測データＣＡＤ化ソフト「Ｇａｌａｘｙ－Ｅｙｅ」（ギャラクシーアイ）を使った配管設計・図面納品サービスを１０月１日から始める。あわせて、３Ｄレーザー計測データを取り扱う業務を受託型とするか、技術者派遣とするか選択可能なサービスも始める。

　国内では、発電所などプラント設備の老朽化による更新、改造工事が増えており、維持管理やメンテナンスのために正確な寸法や情報を取得する必要も出ている。ただ、古い図面が残っていなかったり、人の立ち入りが難しく正確な計測が困難といった場所も多い。

　ギャラクシーアイは、プラント業界で利用率の高いソフトウェアで、技術者が３Ｄレーザースキャナーで計測すると点群データを保存できる。ノイズ除去や自動ショット合成といった点群処理や３ＤＣＡＤなどでのモデリング、干渉チェックなどのシミュレーションも実施できる。配管や鋼材、ダクトといったライブラリも整えており、点群をＣＡＤに変換して出力できる。現場の状況を複数のユーザーがデジタルデータで確認できる機能も備えている。

　新サービスでは、プラント配管設計者が計測から点群処理、３ＤＣＡＤによる配管設計までを納品する「受託型」と、プラント工場内での改修工事や大型設備の搬入などの作業を見込んで技術者を派遣する「技術者派遣型」を選択できる。