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  • 東洋建設/浮体構造物の動揺予測/久慈港防波堤工事で運用

     東洋建設は、海上工事で使うケーソンや起重機船などの浮体構造物の波浪による動揺を数値シミュレーションできるシステムを開発し、実用化した。国土交通省東北地方整備局発注の「岩手県久慈港湾地区防波堤(北堤)築造工事」などで運用しており、安全に施工できることを確認した。

     

     新システムは、曳航中のケーソンや起重機船などを浮体構造物としてモデル化し、波の大きさ(波高、周期)、ケーソン・作業船の大きさを入力すれば、波浪による浮体構造物の動揺度合いを数値シミュレーションできる。浮体動揺量の数値解析には、名古屋大学の水谷法美教授と中村友昭准教授が開発した「3次元流体・構造・地形変化・地盤連成数値計算モデル」(FS3M)を使っている。

     

     浮体構造物に波浪が来襲した際に、ケーソンや起重機船がどの程度、動揺するかを定量的に把握できるため、動揺量を低減する対策や、作業を中止する波浪の高さといった判断基準を設定することが可能になる。

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    掲載日: 2020年10月2日 | presented by 建設通信新聞

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