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インフォマティクス/衛星位置情報とMR連携/鴻池組協力 3Dモデルを現場投影
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>インフォマティクス(川崎市)は、『GyroEye Holo』(ジャイロアイホロ)と、準天頂衛星システム「みちびき」のセンチメータ級測位補強サービスを連携し、建設、土木現場にBIM/CIMモデルを投影する実証実験を12月から始める。鴻池組の協力を得て国内の現場で実施する。
実証実験のテーマは、「センチメータ級測位補強サービス(CLAS)とMR技術によるBIM/CIMモデルの活用」。内閣府と準天頂衛星システムサービスが主催する「2020年度みちびきを利用した実証事業公募」に採択された。
具体的には、みちびきの高精度位置情報とMR(複合現実)を連携したシステムにより、BIM/CIMの3次元モデルデータやデジタル設計図面を簡単・迅速に実寸で現場に投影し、生産性向上に貢献する。現場で行うMRデバイスの初期キャリブレーション時にみちびきの位置情報を活用することで、クラウドにモデルの位置情報を登録し、次回からのモデルを読み込む手間を軽減する。
MRデバイスは、Microsoft HoloLens2とヘルメットを一体型にしたTrimbleXR10を使用する。建築、土木、保全の現場でBIM/CIMを効果的に運用し、生産性や品質向上、人手不足の解決を目指す。
みちびきは18年11月から4機体制での運用を開始。GPS(全地球測位システム)と一体で利用でき、安定した高精度測位を可能にする。安価に受信機を調達でき、地理空間情報を高度に活用した位置情報ビジネスの発展が期待されている。
残り50%掲載日: 2020年10月12日 | presented by 建設通信新聞