建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
現場の逸品・シェルフィー
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【現場外の安全書類作成を簡略化/対応書類も随時拡大】
建設業界全体で働き方改革の実現に向けた施策が加速する一方で、現場ではコンプライアンス(法令順守)意識の高まりから作成書類が増加し、生産性向上を妨げる要因となっている。この課題を解決するため、商業建築の施主と施工会社のマッチングサービスを展開するシェルフィー(東京都渋谷区)は、安全書類の作成作業を効率化する無料のウェブサービス「Greenfile.work(https://greenfile.work)」の運用を開始した。
「ただ項目を入力するだけではなく、楽しく気持ち良く書類をつくれる」ことを重視し、マスコットキャラクター「パンダ親方」が入力をサポートする。画面の指示に従い情報を入力するだけで、全建統一様式の安全書類を簡単に作成できる。
開発のプロジェクトマネージャーを務めた仲原知輝氏は「書類仕事をしたくて建設業に就職した人はいない。現場で必要な本質的な業務に集中し、残業をせず早く帰る環境を整えたい」と語る。現在は「作業員名簿」の作成に対応しているが、3月末には「再下請通知」の作成にも対応する予定だ。引き続き「施工体制台帳」「車両届」「持ち込み工具」「写真台帳」など対応書類を拡大する方針だ。
対象ユーザーには中小・零細業者や地場ゼネコンを想定している。これまでエクセルなどの表計算ソフトで管理することが多かった書類作成のノウハウを統合し、項目に詳細な解説を付けて誰でも簡単に書類が作成できることを重視した。「ゼネコンがトップダウンで提供するシステムではなく、中小・零細業者でも使いやすいシステムを目指した」という。
既に1500件以上のユーザーが登録したほか、国土交通省が主催するi-Construction推進コンソーシアム技術開発・導入WGで、i-Conを普及する上での「シーズ(種となるアイデア)」として選定された。「使ってもらって初めて価値が生まれ、使ってもらうことで洗練されていく。1人でも多くの方に使ってもらいたい」と力強く語った。2018年は1万件のユーザー登録を目標に掲げている。
残り50%掲載日: 2018年2月16日 | presented by 建設通信新聞