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金額、過去10年で最高/東保証20年度上期 件数も増加
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東日本建設業保証は、前払金保証実績からみた公共工事動向をまとめた。2020年度上期(4-9月)は件数が前年同期比3.1%増の7万8917件、請負金額が2.8%増の5兆5059億円だった。件数、請負金額とも堅調に推移していることから、公共工事で新型コロナウイルス感染症の影響は小さいとみられる。また、請負金額は過去10年間で最高額に達し、01年度上期と同水準となっている。
発注機関別の請負金額は、国が30.0%増の9140億円。環境省福島地方環境事務所(1541億円増)、国土交通省中部地方整備局(202億円増)が牽引した。
独立行政法人などは6.7%減の7617億円、都道府県が8.7%増の1兆5935億円、市区町村が7.0%減の1兆9043億円、地方公社が3.7%減の538億円、その他が4.3%増の2784億円だった。
地域別では東北が15.6%増の1兆3858億円と大きく伸びている。福島、岩手県内の国直轄工事に伴う請負金額の増加が要因となる。甲信越(9.4%増の4585億円)と北陸(0.8%増の3517億円)も増加している。
一方、関東(2.4%減の2兆2680億円)、東海(1.3%減の9353億円)、その他(8.8%減の1062億円)は依然として低調だ。
9月単月は、件数が前年同月比10.9%増の1万6321件、請負金額が15.0%増の8734億円で大幅に増加した。
◆発注ペース、東京都・神奈川で回復の兆し
発注件数が落ち込んでいた東京都、神奈川県の発注ペースに回復の兆しがみられる。
20年度上期の件数(工事場所ではなく、自治体単体の発注件数)は、東京都が前年同期比17.6%減の1818件。第1四半期までの累計で30%以上落ち込んでいたことから、改善がみられる。神奈川県は0.1%増の843件と前年同期の水準まで戻っている。
残り50%掲載日: 2020年10月15日 | presented by 建設通信新聞