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PCa施工/品質検査を効率化/長谷工 BIMで3D表示
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>長谷工コーポレーションは、超高層マンション建設の生産性向上を目的に、BIMモデルを活用した「PCa施工品質検査システム」を開発した。プレキャスト(PCa)の施工品質検査に必要なジョイント部分の鉄筋の主筋径や長さ、本数など複数の図面の情報をBIMモデルから抽出してタブレットパソコンやスマートフォンに3D表示することで、複数の図面を持ち歩く必要をなくし検査業務を効率化した。今後、活用範囲を躯体工事や設備・電気工事などの品質検査にも拡大する方針だ。
同社は、超高層マンションの施工では、工期短縮や品質の安定化を目的としてPCa工法を採用している。その中で、作業所員がPCaの施工品質検査をする際には、設計図書や施工図、製作図などが必要となるため、従来は複数の図面を検査個所まで持参して確認してきた。
原英文建設部門建設BIM推進部DX推進部統括部長は、同システムの目的として「事務所に戻る回数と事務所に戻ってからの作業を減らすこと」を挙げる。 質問事項の確認や不足資料を取りに行くために事務所に戻るための時間や労力減らし、 現場で記入したメモや検査シートなどを事務所に戻ってから転記する作業もなくして残業時間を減らすことを目指す。原氏はさらなる省力化に向け、 「チェック機能を加えて検査シートを自動的に作成できるように取り組んでいる」 と説明する。
同システムは現在、同社の超高層では初のBIM設計案件である、 千葉県柏市で建設中の 「柏の葉162街区計画新築工事」に導入している。
現場からは労力の削減などで好評を得ているほか、タブレットやスマホの方が紙の資料よりも荒天時には濡れや風などの影響を受けないため使いやすいといった声も寄せられている。
残り50%掲載日: 2020年10月19日 | presented by 建設通信新聞