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トラック運転手の長時間労働改善へ共同配送で連携促進/荷主企業同士をマッチング/厚労省
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>厚生労働省は、建設資材などの物流分野で問題となっているトラック運転手の長時間労働を改善するため、荷主企業同士の連携促進に乗り出す。共同配送の実施を見据え、マッチングの場としてオンラインミーティングを2021年1-2月に開く。参加する荷主企業を30日まで募集している。
トラック運転手は、他業種の労働者に比べて労働時間が長い。貨物の積み込み・荷下ろしの順番を待つ荷待ち時間や、貨物の積み込み・荷下ろしを運転手が手作業で行う手荷役が発生するなど、貨物運送の取引慣行が背景にある。
厚労省は、トラック運送事業者の努力だけでは改善が困難で、荷主企業の協力が必要と指摘する。長時間労働の改善には共同配送が有効とみて、荷主企業同士の連携を促す取り組みを始めることにした。
厚労省の調査によると、荷待ちの件数が特に多いのは建設資材、加工食品、紙・パルプの3分野。建設資材は天候や道路事情などにより、当初の搬入計画どおりに運用が進まなくなると、建設現場の荷下ろしスペースにトラックが集中し、待ち時間が発生しやすい。
厚労省は国土交通省と共同で、『荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン 建設資材物流編』を5月に策定。ガイドラインでは、クラウドを活用したデジタルな方法で現場側が資材搬入の段取りするなどの対応策を示した。
厚労省は「建設資材を含め、さまざまな業種の荷主企業に集まってもらえれば」(労働基準局)と、オンラインミーティングへの幅広い参加を呼び掛けている。
残り50%掲載日: 2020年11月6日 | presented by 建設通信新聞