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  • 大林組/3D基盤の機能拡張/スマホ対応サイト公開

     大林組は、次世代都市型スマートシティー「Tsunashimaサスティナブル・スマートタウン」(綱島SST、横浜市)で運用している「3DまちづくりプラットフォームSCIM(エスシム)」にスマートフォン対応サイトなどの機能を拡張した。

     

     スマートシティーでは、課題解決に必要なサービスの提供や円滑な合意形成のため、共通データを集約するプラットフォームが不可欠となる。プラットフォームの運用が各地で進んでいるものの、自治体が提供する統計データなど、対象が広域的すぎたり、現実と情報の内容にタイムラグが生じていたりすることが多い。

     

     SCIMは、まち全体を3次元の仮想空間上に再現し、現実のまちで収集した環境やエネルギー、ヒトの動きなどのデータをリアルタイムで提供できる。環境や交通情報などのデータは、イメージアイコンで表示し、3次元で再現したまち全体を俯瞰(ふかん)的に操作できる。

     

     今回の機能拡張では、タブレットなどでの操作を中心としていた専用サイトに、スマートフォン対応サイトを公開した。これにより新規のアクセスユーザーが約40%増加した。綱島SSTでは、まちに設置した環境センサーやカメラデータから共用通路の通行量、熱中症危険度、通行人の性別・年代、周辺道路の混雑状況といった情報をリアルタイムで提供してきた。今回、サイトでの公開だけでなく、ユーザーに直接情報を届けるプッシュ通知機能も追加した。SCIMで収集したデータを外部に提供するウェブAPI機能も追加し、新たなサービスの提供やビジネスの創出が可能になった。

     

     今後も、まちのデジタルツインとして、機能強化を進め、シミュレーション・解析技術と連携しながら、まちの計画から運用までのサービスを拡充する予定だ。

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    掲載日: 2020年11月6日 | presented by 建設通信新聞

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