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新入社員 3500人規模維持/大手・準大手ゼネコン31社/20年以降も今期採用と同水準/本社調べ
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大手・準大手ゼネコンの新卒採用が安定している。大手・準大手クラス31社に今春2018年4月に入社するのは合計3478人、来春19年4月も未定の準大手2社を除き3472人とほぼ同水準になることが、日刊建設通信新聞社の調べで分かった。20年以降も現在規模を「維持する」とした社が8割の26社に達し、大手・準大手の新入社員は当面3500人規模が続く見通しだ。 大手5社の採用は16年4月から合計で1300人規模を続けており、今春も290人の清水建設を筆頭に、残る4社は220-280人を確保した。来春は清水建設が310人と増加させるも、4社は微増もしくは微減となり、ほぼ現状を維持し、合計で1300人台にとどまる予定だ。
準大手26社は16年4月から総計で2000人強を保っており、今春は2179人、来春も未定とする2社を除き2096人となり、ほぼ同水準で推移する状況。来春に190人規模の採用を計画する五洋建設とフジタのほか、戸田建設、前田建設、熊谷組、三井住友建設、西松建設、東急建設、鉄建建設は100人を超える新入社員を採用する。
安定した新卒採用を続けるゼネコン各社だが、今春に予定どおりの数を確保できなかったのは大手1社を含む9社に達しており、来春以降も人材確保の厳しさは続きそうだ。女性社員の採用は16年4月を境に増加基調にあり、18年4月の採用割合では長谷工コーポレーションの30.8%を筆頭に竹中工務店、フジタ、戸田建設、熊谷組、佐藤工業、日本国土開発、ナカノフドー建設が20%を超えた。
長期的に国内建設マーケットの先細りが懸念されるものの、大手・準大手の8割は20年以降も新卒採用数の現状維持を計画している。将来の組織規模や事業戦略を見据えながら鹿島、熊谷組、東亜建設工業のように採用枠を拡大する社もある。
残り50%掲載日: 2018年2月23日 | presented by 建設通信新聞