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日本信号/鉄道設備を遠隔監視/IoTと車上映像活用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日本信号は、鉄道の設備情報・沿線情報・サービス情報を地上のIoT(モノのインターネット)と車上映像システムで収集・蓄積・分析するシステム「Traio」(トレイオ)を開発した。一部をJR西日本と共同開発しており、JR西日本は約11億円を投資して2022年度までに東海道本線・山陽本線などに導入する。
トレイオは、車両と鉄道沿線設備にセンサーやカメラを設置し、沿線にデータ収集装置を配置する。信号や踏切に設置した無線モジュールから設備の状態を収集し、山間部の落石や河川水位をカメラで撮影する。車両からのデータは保守区の分析端末に、設備や沿線カメラからのデータはクラウドにそれぞれデータを送信し、データ内容に応じて設備情報管理システムやサービス情報管理システムなどに振り分けるほか、指令室では表示端末でデータを一括で見ることができる。設備状態を遠隔で確認できるため、作業員が現地を確認する必要がなくなり、検査効率が向上する。
JR西日本は、東海道本線・山陽本線(米原駅~上郡駅)、大阪環状線・桜島線・福知山線(尼崎駅~新三田駅)、奈良線(京都駅~木津駅)に導入する。検査の車上化やCBM(設備状態を常時監視・把握してメンテナンスする予防保全の考え方)とあわせて、鉄道設備の検査業務を30年までに約1割削減する目標を掲げており、このうち近畿エリアの電気関係では約4割の削減を目指す。
残り50%掲載日: 2020年11月20日 | presented by 建設通信新聞