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  • 連載・最小の努力で合格へ!/施工管理技士への道(3)

    【配点が高い「施工管理法」分野/短期での合格には攻略が必須】

     

     前回の記事では学科試験の出題形式について説明したが、今回は出題内容について説明していく。右の表は1級土木施工管理技術検定の学科試験内容を記載したものだ。受験対策の第一歩として、試験対策の全体像を把握することは非常に重要である。全体をつかめないままであればテキストの1ページ目から闇雲に勉強を進めることになり、合格から遠ざかってしまう。

     

     学科試験の出題区分には『施工管理法』という分野があり、配点が最も高い=表参照。この事実を知らなければ、専門分野に気をとられ普段あまり馴染みのない分野である施工管理法の対策を怠ってしまいがちだ。

     

     1級土木施工管理技術検定でいうと、専門分野については34問中分かる問題を10問解答すればよく、全範囲を学習することは受験対策上意味がない。施工管理技術検定試験は、工事現場を指揮する最高指導者としての資質を問う試験である。

     

     合格後は技術上の指導・監督職務も行うため、必然的に合否の基準は「施工管理法」に相当な比重が置かれることとなる。つまり、短期間で合格を勝ち取るためには施工管理法の攻略が最優先なのだ。

     

    ■短期合格には敢えて満点を目指さな い

     

     学習を進める上で陥りやすいことは、満点を目指し、参考書を網羅的に理解しようとしてしまうことである。このような学習方法は、非効率なだけでなく合格から遠ざかる可能性がある。

     

     試験勉強に専念できる学習環境が整っていればこのような学習方法でもよいかもしれない。しかし、受験生の多くは学習時間に制限がある社会人である。網羅しようとすると試験当日までに時間が足りず、消化不良で試験に臨んでしまい結果を残すことができなくなってしまう。

     

     試験に合格することと参考書の内容をすべて理解することは全く異なり、勘違いしてしまうと合格は難しい。あくまで試験合格のみを考え、「合格するにはどのようにすべきか」と割り切って考えることが短期学習での合格には重要なのである。

     

    (CIC日本建設情報センター)

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    掲載日: 2018年3月1日 | presented by 建設通信新聞

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