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洋上風力洗掘防止工で共同研究/22年3月に成果提示/PARIら
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>海上・港湾・航空技術研究所港湾空港技術研究所(PARI)と沿岸技術研究センター、洋上風力発電設備洗掘防止工法協会(構成員・ナカダ産業、不動テトラ、前田工繊)は、洋上風力発電設備での袋型根固材を使った洗掘防止工法の合理的・経済的設計手法の確立に向けて共同研究する。9月まで水理模型実験を実施し、2022年3月をめどに成果をまとめる。
洋上風力発電設備は、海底に基礎を構築するが、潮流などで洗掘が発生すると杭の根入長さが短くなり、風車が傾斜したり、基礎に過大な応力がかかる可能性がある。ただ、日本の厳しい気象海象条件に合った設備支持構造物周囲の洗掘メカニズム・洗掘防止対策工法についての技術的知見が十分に蓄積されていない。網状の袋材に石材を詰める袋型根固材は、防波堤や河川堤防の浸食対策として実用化されており、洋上風力発電設備でも支持構造物の根元に配置することで洗掘防止の効果が期待される。
共同研究は、洋上風力発電設備支持構造物周囲の洗掘メカニズムの解明と、袋型根固材の安定性・洗掘防止効果の評価、洗掘防止工法の設計手法の確立を目指す。
既に20年9月から12月まで基本実験を済ませており、21年2月から9月ごろまで港湾空港技術研究所の大規模波動地盤総合水路を使って実物の9分の1スケールで大規模実験・詳細実験を実施する。
残り50%掲載日: 2021年1月5日 | presented by 建設通信新聞