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東急建設、ベクトル総研/最適な土砂運搬予測/交通・位置情報を活用
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東急建設とベクトル総研(東京都渋谷区、末松孝司代表取締役)は、建設現場の土砂運搬プロセスを最適化する土砂運搬最適シミュレーターを開発した。土砂運搬に特化したデジタルツインシステムで、既存の交通情報やダンプ、重機に取り付けたGPS(全地球測位システム)センサーから取得した位置情報を活用して土砂の積み込み・運搬・積み降ろしの作業プロセスをサイバー空間場に再現し、最適な運搬計画をシミュレーションが可能。効率化に加えて、待機する車両台数の予測によって建設現場周辺の渋滞回避や住環境への影響低減が期待できる。
近年、GPSセンサーによる位置情報は比較的安価かつ容易に取得できるようになっており、建設現場で稼働するさまざまな重機の位置や速度の情報をクラウドに蓄積・可視化するシステムが普及している。開発した土砂運搬最適シミュレーターでは、それらの情報を入力してシミュレーションすることで、建設現場内の土砂積込重機数の決定や運搬車両の最適な台数、回数、土取場・土捨場までの最適ルートや発車間隔時間などを考慮した運搬計画の作成といった現場へのコンサルティングサービスが提供できる。
これまでに都市部のシールド工事、トンネル工事の2現場で実証を実施し、シミュレーションと実績値の差異を確認している。今後、さらなる実証を重ねて精度の向上を目指す。将来的には社外へのサービス提供も検討している。
残り50%掲載日: 2021年1月29日 | presented by 建設通信新聞