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大和ハウス/インフラ点検ロボ発売/クラック幅を自動判定
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大和ハウス工業は6日、インフラ点検に役立つ機能を追加した新型の狭小空間点検ロボット「moogle evo(モーグルエヴォ)」を発売した=写真。点検カメラの解像度を従来製品の約4倍に高めるとともに、クラック幅に応じて自動で色分けする機能を搭載した。5年保証の場合の販売価格は280万円、5年リースの価格は月5万円前後。年間100台の販売を目指す。
同社は2008年10月にロボット事業推進室を設置。12年10月には戸建住宅の床下空間や溝などの点検を目的に、住宅メーカーや工務店、リフォーム会社向けのロボット「モーグル」を発売し、これまでに約300台を供給してきた。
インフラの老朽化に合わせて点検需要が年々高まる中、同社は今回、従来機能に加え、効率的なインフラ点検をサポートする機能を導入した新型ロボットを開発した。
モーグルエヴォには高解像度カメラを搭載し、クラック幅の確認可能能力を従来の0.3mmから0.1mmまで高めた。さらに、クラック幅の自動判定機能も追加。0.1-0.19mmであれば青、0.2-0.39mmは黄、0.4mm以上は赤で表示する。
また、バッテリーで駆動するコードレス無線中継器を採用し、最大200mまでの通信を可能にした。コンセントが不要となり、屋外での点検が容易になった。温度・湿度計も搭載し、点検個所の水漏れ確認を促す。バッテリーを改良し、従来の約2倍となる最大2.8時間の連続稼働を実現した。本体にLANポートを追加し、有線LANによる操作もできるようにした。
本体寸法は全長495mm、全幅250mm、全高280mm、重さは約12㎏。走行条件にもよるが、15cmまでの段差を乗り越えられるという。販売価格は260万円(1年保証・買取)、280万円(5年保証)の2通りで、5年リース価格は月4万8000-5万円程度。従来の顧客層に加え、ゼネコンや道路会社、インフラ点検測量業者などもターゲットに販路を拡大する。
残り50%掲載日: 2018年3月8日 | presented by 建設通信新聞