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  • 厚労省・20年労災2月速報/死亡248人、3年連続減/過去最少下回る可能性

     厚生労働省がまとめた2020年(1-12月)の労働災害発生状況(速報、2月8日時点)によると、建設業での死亡者数は前年同期比(前年同時点比)5.0%減(13人減)の248人となった。建設業での労災による死亡者数は3年連続して減少することが固まり、近年の確定値までの推移から、5月にまとめる確定値段階では260-270人程度になる模様だ。過去最少だった19年の269人(確定値)を下回る可能性もある。

     

     休業4日以上の死傷者数は、前年同時点比1.4%減(200人減)の1万4379人だった。死傷者数も近年の確定値までの推移を踏まえると、1万4950-1万5050人程度になると見込まれ、2年続けて減少する。死傷者数が1万5000人台であれば6年連続となり、1万4000人台となれば初めて1万5000人を下回る。

     

     1月7日時点の速報値と比べると、死亡者数は8人増、死傷者数が695人増となっている。

     

     18-22年の5年間を計画期間とする第13次労働災害防止計画(13次防)では、建設業を重点業種に位置付け、建設業の「死亡者数を17年と比較して22年までに15%以上減少」との目標を設定している。この目標に対し、2月速報段階での死亡者数は17年比18.4%減となる。最終22年の死亡者数を274人以下に抑えることで目標を達成する。死傷者数は2年続けて減るものの、減少幅が少ないことから、17年比では1.0%減にとどまる。

     

     全産業の死亡者数は6.3%減(50人減)の745人。死傷者数は、2.6%増(3069人増)12万2889人だった。

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    掲載日: 2021年2月26日 | presented by 建設通信新聞

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