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  • 気候変動踏まえた砂防技術検討会/土砂移動、発生頻度を推定/1年で危険流域を抽出

     国土交通省は5日、「気候変動を踏まえた砂防技術検討会」の第3回会合を開き、検討会が2020年6月に公表した中間とりまとめに沿った研究・技術開発について、取り組みのスケジュールを示した。土砂移動現象が発生する蓋然性の高い個所の解明に向け、必要となる土砂・洪水氾濫危険流域抽出手法の検討に当たっては、既往の土砂・洪水氾濫の土砂移動・被災実態を整理し、1年程度で土砂・洪水氾濫のおそれのある流域を抽出する。

     

     降雨特性の変化に応じた精算土砂量の応答特性の解明に向けては、土層生成速度、樹木根系の効果を含む斜面せん断強度、間隙水圧変化を考慮した流域精算土砂量予測の研究に2-4年で取り組むなどとした。

     

     検討会は、気候変動によって降雨特性が変化し、土砂災害が頻発化すると予想されることから、近年発生した土砂災害の課題と解決の方向性をを中間とりまとめで提示。今後は、▽気候変動に伴う地域ごとの降雨特性の変化に応じて、頻発化もしくは新たに顕在化するおそれのある土砂移動現象とその発生頻度の推定▽気候変動に伴って顕在化してきた土砂移動現象発生の蓋然(がいぜん)性の高い個所の解明▽気候変動に伴う降雨特性の変化に応じた生産土砂量の応答特性の解明--の3点について、研究や技術開発を進めるべきと提言している。

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    掲載日: 2021年3月8日 | presented by 建設通信新聞

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