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  • 専門工事企業の施工能力見える化/評価基準、6職種を初認定/CCUS起点の処遇改善へ新たな1歩/国交省

     国土交通省は、建設キャリアアップシステム(CCUS)を起点とした技能者の処遇改善へ新たな1歩を踏み出す。29日に「専門工事企業の施工能力等の見える化評価制度」に基づいて、各団体が策定した評価基準を初めて認定する。初弾の対象は鉄筋、切断穿孔、基礎ぐい、とび・土工、建築大工、機械土工の6職種。2019年度のCCUSの本格運用、20年度のCCUSに連動した技能者の能力評価(レベル判定)に続き、21年度から所属する技能者のレベルなどに応じた専門工事企業の評価が始まる。

     

     専門工事企業の施工能力の見える化制度は、専門工事企業が施工能力などに応じて適正に評価・選択される環境整備を目的に、統一的に企業を評価できる仕組みを構築するもの。建設業許可年数や完成工事高といった「基礎情報」、所属する技能者のCCUS登録状況や若年者の割合、勤続年数などの「施工能力」、処分歴と社会保険加入の「コンプライアンス」の3項目について、1つ星から4つ星までの4段階で評価する。評価項目は全職種の共通項目と各職種ごとに設定できる選択項目がある。

     

     評価結果は各専門工事業団体などの評価実施団体のホームページなどで公表することで、元請けや官民の発注者、消費者など広く周知を図る。

     

     また、評価を受けた企業が活用できるロゴマークも作成。事業所や名刺、ヘルメットなどに使用でき、施工能力などが高い優良な専門工事企業であることをPRできる。

     

     評価実施のスキームは、技能者の能力評価を実施する各専門工事業団体などが、その職種の企業評価基準を策定。国交省から基準に対する認定を受けた上で、個別企業の評価を開始できる。

     

     今回は、29日付で▽鉄筋=全国鉄筋工事業協会▽切断穿孔=ダイヤモンド工事業協同組合▽基礎ぐい=全国基礎工事業団体連合会、日本基礎建設協会▽とび・土工=日本建設躯体工事業団体連合会▽建築大工(工務店)=全国建設労働組合総連合、JBN・全国工務店協会、全国住宅産業地域活性化協議会▽機械土工=日本機械土工協会--の6職種(9団体)を国交相が認定した。

     

     認定を受けた6職種については、21年度から順次、各団体が企業評価を開始する。企業評価は各団体の加盟企業でなくても受けることができる。評価手数料は各団体ごとに定める。

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    掲載日: 2021年3月29日 | presented by 建設通信新聞

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