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  • 大林道路、ユナイト/重機の緊急停止装置開発/センサーで障害物を感知

     大林道路とユナイト(東京都中央区、須郷洋一社長)は、ローラーなどの重機の走行を自動で止める緊急停止装置を開発した。重機の走行範囲に侵入した作業員や障害物をセンサーが瞬時に感知し、自動でブレーキを作動させて重機の走行を止めるため、現場の安全性向上に貢献する。大林道路は全支店での舗装工事に運用しており、ユナイトからもレンタルで提供される。

     

     開発した緊急停止装置は、車両の前後に設置した回転式レーザー発光型測域センサーとスピーカー、ブレーキを作動させる制御ボックスなどで構成される。センサーがスキャンする範囲内に人や重機などの障害物を感知すると、車両前後や運転席に警報を発し、ブレーキが作動して重機が停止する。

     

     センサーはスキャン角度270度、スキャン半径最大6mで赤外線を発光する。検出範囲はミリ単位で設定できるため、狭い範囲や人と機械が混在する現場でも活用できる。検知からブレーキ作動まで即時に反応し、時速10㎞では1mの制動距離を見込む。装置は各種ローラーに後付けで搭載できる。

     

     既に大林道路はマカダムローラー50台、タイヤローラー50台の計100台に緊急停止装置を設置し、全国の現場へ導入を進めている。全プラントのタイヤショベルにも設置済みで、今後も多機種への転用を図る。さらに、ユナイトからレンタル展開し、幅広い普及を目指す。

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    掲載日: 2018年3月22日 | presented by 建設通信新聞

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