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日立システムズと日立建設設計/自動劣化診断機能を開発/構造物点検を効率化
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>日立システムズは、日立建設設計の建築物診断ノウハウと、AI(人工知能)技術を活用し、ビルなどの建築物などの点検作業を大きく効率化する劣化個所の「自動劣化診断機能」を開発した。ドローンの操縦や撮影代行、撮影した画像の加工と診断、データの保管・管理などをワンストップで支援する「ドローン運用統合管理サービス」の1つとして、4月から提供を開始。まずはビルなどの建築物向けに提供し、橋梁やトンネル、プラントなどにも順次、提供範囲を拡大する。
日立システムズは今回機能強化した同サービスにより、建築物、構造物の点検作業や点検結果の判定、点検レポートの作成、管理、維持保全計画策定までを支援する。
今回の機能強化は、AI技術の1つであるディープランニングを活用した診断モデルと、ひびなどの写真データを蓄積したデータベースを用いて写真を診断することで、ドローンなどで撮影した大量の点検写真の中から劣化個所が移った写真を自動で抽出する。これにより、従来目視に頼っていた劣化個所の判定を自動化できるだけでなく、作業者ごとに異なっていた判定基準を標準化することができ、点検作業の効率化と標準化に大きく寄与する、
加えて、自動抽出された劣化個所はドローンで撮影した大量の2次元画像から生成した構造物全体の3次元モデル上でも管理することができ、点検作業の報告レポートを作成する際には劣化個所にマーキングやコメントなどを入れた状態で、あらかじめ定めたフォーマットの報告レポートに画像データとして取り込み、点検結果報告書を自動生成する。
また、劣化状況に応じた優先度も含めた上で、日立建設設計とともに維持保全計画を提案。これらにより、これまで時間を要していた点検作業の後工程でも、作業効率を大幅に向上することができる。
残り50%掲載日: 2018年3月22日 | presented by 建設通信新聞