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  • 浚渫工の帳票自動化/点群データ1、2時間で効率処理/若築建設と岩崎

     若築建設と岩崎(札幌市)は、浚渫工事のマルチビーム測量で取得した点群データから出来形帳票などを自動作成するシステムを共同開発した。これまで最低でも1日を費やしていた点群のノイズ処理作業が1-2時間程度、帳票作成などの作業もわずか数分で完了でき、大幅な生産性向上を実現する。今後はシステムを改良し、対象範囲を測量から施工にも拡大する方針だ。

     

     システムは、岩崎の点群データノイズ処理ソフト「PET's」をベースに、マルチビーム測量による点群データをノイズ処理し、土量算出や断面図出力、出来形計測を行い、浚渫工の出来形管理要領で求められる出来形帳票などを自動で作成する。

     

     ノイズ処理作業の自動化とともに起工測量で取得する現地盤の点群データを使い、3次元設計データとの差分から設計土量を自動計算。各種点群データをヒートマップ化し、3次元表示するビューワー機能を持つ。出来形計測にかかわる書面検査資料の作成補助も行う。

     

     これまで点群データノイズ処理は1-2日の作業時間がかかり、出来形管理図表に必要なデータ整理、出来形分布図作成、貼付けなどは1-2時間かかっていた。

     

     国土交通省直轄の浚渫工事では2018年度からICT活用が本格化し、マルチビーム測量による3次元データを施工プロセスで活用するモデル工事が実施される予定。同社はICT浚渫工関連の要領改訂に合わせ、システムの改良を進め、現場適用を進めながら機能改善を図る。

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    掲載日: 2018年4月3日 | presented by 建設通信新聞

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