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竹中工務店/モバイル端末で簡単予約/高所作業車管理の手間削減
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>竹中工務店は、モバイル端末で高所作業車の予約管理ができるアプリケーション「高車予約」を開発した。リストやマップで高所作業車の予約状況と位置情報をリアルタイムに確認できる。各職種の協力会社は簡単に予約入力ができ、元請けも管理にかける手間が省ける。大学新築工事現場で試行適用した結果、約20職種で毎日最大25分かけていた予約と確認作業が瞬時に可能となった。 建築工事で元請けがレンタル会社から一括で借り受けた高所作業車を協力会社へ貸し出す際の予約管理は、ホワイトボードなどへの手書きによるものだったため、元請けは配車管理に手間がかかっていた。協力会社にとっても事務所まで移動して予約の入力・確認をすることや、高所作業車の位置を探すことに労力を要していた。また、作業場所に近いところで高所作業車を予約したいというニーズもあった。
高車予約は、モバイル端末で現場内の高所作業車の予約状況や位置情報をリストやマップで確認しながら、予約の入力ができる。リストは縦軸を階数、横軸を日付とし、自社が予約済みの個所を青色、他職種が予約済みの個所をグレー、予約可能な個所を「空」で表示。空いている個所をワンタップするだけで予約でき、瞬時に現場の全端末に反映される。
さらに現場内と高所作業車にビーコンを設置し、作業所員のモバイル端末から人やモノの位置を把握できるシステム「位置プラス探(たん)」を組み合わせることでマップからの予約が可能。マップで作業場所に近接した高所作業車を確認して予約できる。
スポット車と専有車はリストを分けて管理できるほか、専有車でも使わない時間は「空」表示にできるため、他職種の予約が可能。これまで個社に専用車として貸し出す場合は管理の手間がかからない一方で稼働率が低かったが、アプリの活用で稼働率を高められる。予約状況はデータベースに保存され、利用率の低い高所作業車を特定できる。
試行適用では簡単な操作性や作業所内の高所作業車全数を確認できる点が好評だったという。現在は3現場でアプリを導入済み。今後はアプリの導入により高所作業車を効果的に活用し、現場で借り受ける台数を減らして生産性向上やコスト削減につなげていきたい考えだ。
残り50%掲載日: 2018年4月11日 | presented by 建設通信新聞