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  • トンネル覆工/ひび割れ、浮き自動検出/東急建設 全断面点検を効率化

     東急建設は、開発を進めている「トンネル全断面点検システム」の実証実験を千葉県の同社施工トンネル工事で実施した。 道路をまたぐ形でトンネル内を走行しながら全断面を点検できる。 トンネル覆工のひび割れと浮きを自動検出でき、 自動車などの通行を妨げずに点検することを目標としている。

     

     トンネル全断面点検システムは、フレキシブルガイドフレームや走行式防護フレーム、ひび割れ検出ユニット、打音検査ユニット、 エキスパートシステムなどで構成される。ひび割れ検出ユニットで表面の画像と凹凸を取得して、ひび割れや浮きを高精度に自動検出するとともに、打音検査ユニットが自動でコンクリートを叩き、 浮いている場所を画面に表示する。 点検から帳票作成までの作業効率を高めることが期待されている。

     

     また、エキスパートシステムが点検結果を基にライフサイクルコストの目標に沿った最適な補修工法を提示する。内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」の委託業務として、東大、湘南工科大、東京理科大、小川優機製作所、菊池製作所と共同で開発している。

     

     実証実験は千葉県発注の「社会資本整備総合交付金工事〈内浦・(仮称)新実入トンネル工〉」で2月10日から16日にかけて実施。点検作業の手順や、取得した点検データの解析時間を検証した。今後は既設トンネルの定期点検に加え、竣工前検査での活用も検討する。

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    掲載日: 2018年4月11日 | presented by 建設通信新聞

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