建設技術者向けNEWS

　日立建機は、施工現場の安全性や生産性向上、ライフサイクルコスト低減に貢献するＩＣＴ・ＩｏＴソリューション「Ｓｏｌｕｔｉｏｎ　Ｌｉｎｋａｇｅ」の一環として、施工現場の見える化や進捗管理、指定エリアへの進入を通知する機能をもつＩｏＴ（モノのインターネット）施工ソリューション「Ｓｏｌｕｔｉｏｎ　Ｌｉｎｋａｇｅ　Ｍｏｂｉｌｅ（ソリューションリンケージモバイル）」を国内向けに発売する。スマートフォンなどのモバイル端末を活用し、機械と人の現在地や位置履歴、ダンプトラックの土運搬回数をほぼリアルタイムに確認できるなど、機械と人がつながる施工現場が実現する。

　「Ｓｏｌｕｔｉｏｎ　Ｌｉｎｋａｇｅ　Ｍｏｂｉｌｅ」は、機械と人の現在地や位置履歴をほぼリアルタイムに確認でき、段取り作業の効率化や生産性向上に貢献する。サービスソリューションＣｏｎＳｉｔｅと連携することで、事務所や土木・建設現場で機械のアラーム内容やＣｏｎＳｉｔｅ定期レポートをスマートフォンなどのモバイル端末で確認できる。

　また機械や人が滞在していた場所をあらかじめ設定したエリアごとに色分けして時系列表示することもでき、工程管理、段取り検討に加えて若手人材の育成にも一役買う。

　指定エリアへの進入を自動的に検知し、対象者に通知することもできる。自動通知のため、各作業員は目の前の作業に集中することが可能。このほかオプションとして、ダンプトラックの積込場、捨て場への到着時刻や運搬量などの履歴を日報としてＭｉｃｒｏｓｏｆｔ　Ｅｘｃｅｌに出力することができる。出力データを編集、加工し、既存のフォーマットに反映することで、日々の複雑な集計作業が軽減できる。