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  • エンジ大手3社/増収は日揮1社/LNG需要増次期受注は高水準

    エンジニアリング専業大手3社の2018年3月期決算は、大型案件が順調に進展した日揮のみ増収を確保した。為替が円安基調で推移したことも追い風となった。温暖化ガス対策が世界的なすう勢となる中で、クリーンエネルギーの液化天然ガス(LNG)市場が成長分野として需要増となることを見据え、プラントへの投資が再開。19年3月期はLNG案件が収益源の日揮、千代田化工建設が高い水準の受注目標を打ち出しており、各社にとって収益基盤拡大へのチャンスとなる。

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    エンジニアリング専業大手3社の2018年3月期決算

      日揮は、17年3月期に米国のエチレンプラントで天候不順による遅れがあったことに加え、中東でも石油精製プラントで納期遅れがあり大幅な費用増。 このため経常損益は152億円の赤字、営業損益は214億円の赤字となったが、 18年3月期は経常損益249億円の黒字、営業損益214億円の黒字に転換した。   千代化は、売上高が前期比15.4%減の5108億円だったものの、純利益は64億円の黒字(前期は411億円の赤字)に転換。米国で遂行中のLNG案件で建設工事費用を改めて精査し、大幅なコスト増加を見込んだことで、101億円の経常損失(17年3月期30億円の赤字)と123億円の営業損失(同156億円の黒字)を計上した。   工事採算指標の完成工事総利益(工事粗利)率は、日揮が6.0ポイント改善し6.2%となった。東洋エンジニアリングは4.6ポイントト低下のマイナス3.7%。千代化は4.6ポイント減の1.7%となった。   LNGの需要が高まることを見据えてプラントへの投資が再開しつつある中で、19年3月期の受注目標はLNG案件が収益源の日揮が過去最高となる1兆円、千代化も高水準となる8000億円の受注高目標を打ち出した。一方、東洋は受注高の減少を見込む。米国のエチレン製造設備のプロジェクトで工事費が大幅に増大し、収支が悪化したことから、経営再建を最優先する考え。   工事粗利見通しは全社が改善を想定しており、日揮が7.1%、東洋は7.0%、千代化が7.5%を見込んでいる。

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    掲載日: 2018年5月18日 | presented by 建設通信新聞

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