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覆工コンクリ/打設高検知、配管切替え/三井住友と岐阜工業省力化・高品質実現
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井住友建設は、岐阜工業(岐阜県瑞穂市、宗像国義社長)と共同でSMC-Tunnelingシリーズ「自動de覆工」を開発した。山岳トンネル工事の覆工コンクリートの打設作業を、高さ検知センサーと配管切替装置を組み合せて自動化する。作業状況はタブレットなどでリアルタイムに確認でき、手動作業対応を含めた一元管理により省力化・高品質化を同時に実現する。岐阜工業の工場内で実証実験を行い、実用化にめどをつけた。
システムは、高さ50cm間隔でセントル(移動式型枠)のスキンプレート表面に設置した高さ検知センサーにより、リアルタイムにコンクリートの打設高さを検知し、各打設位置の打設状況をタブレット端末と大型モニターに表示するとともに、制御盤に情報を送信する。高さ検知センサーから送信された打設高さや打設位置情報は、制御盤を経由して配管切替装置に伝達され、自動で所定の位置に設置された配管へ切り替わる。
覆工コンクリートの打設位置ごとの情報(打設高さ、圧送速度)はリアルタイムにタブレットに表示され、圧送位置の変更や異常時の圧送停止などの指示をタブレット上で行うことができる。
今後、同社はシステムを積極的に現場で適用し、実績を積み重ねて独自技術としての確立を目指す。さらに、センサー付きバイブレーターや圧送ポンプの自動制御などを連動させたシステムの開発を継続していく方針だ。
残り50%掲載日: 2018年5月21日 | presented by 建設通信新聞