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  • 三井住友建設/簡易型騒音低減装置を開発/共鳴現象で消音

     三井住友建設は、音の共鳴現象を利用した簡易型騒音低減装置「レゾクラウンサイレンサー」を開発し、群馬県内の造成工事現場に導入した。工事用仮囲いの背面上部に設置するだけで、現場の騒音を低減できる。

     

     装置はアルミ製で1ユニットの幅が2m、仮囲いの骨組みを構成する単管パイプに取り付けるフックをあらかじめ装着しており、2-3人で容易に設置・移動できる。騒音の周波数には複数の長さの共鳴管を組み合わせて対応し、音のエネルギーの50-70%に当たる約3-5dB程度低減する。この性能は仮囲いの高さを約1-1.5m上げるのと同等の効果にあたる。

     

     これまで現場では、仮囲いの上部を防音シートでかさ上げするなど現場ごとに工事騒音に対応してきた。ただ、仮囲いの高さを上げる作業は施工の手間がかかるだけでなく、騒音低減効果が少ないという課題があった。今後さらに騒音低減対策の研究を積極的に推進し、環境影響を軽減していく考えだ。

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    掲載日: 2017年11月8日 | presented by 建設通信新聞

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