建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
鹿島道路/ローラーを自動停止/カメラが人と物体検知
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鹿島道路は、走行時のロードローラーを自動停止させる「ブレーキアシストシステム」を開発した。後進時にステレオカメラセンサーが人や物体を検知すると、油圧ブレーキと駐車ブレーキが段階的に作動し、重機を確実に停止させる。検出距離は近距離と遠距離で区別することが可能で、安全性向上に貢献する。既に実現場にも導入済みで、今後はシステムを導入したロードローラーの配備を進める。
ブレーキアシストシステムは制御ボックス、ステレオカメラセンサー、ディスプレーで構成する。ステレオカメラセンサーは画像処理により人と物体を識別できる。そのデータを基に電気信号で油圧ブレーキ、駐車ブレーキの順で作動させるため、重機への負担が少ない。同社保有のタイヤローラーには超音波方式が標準装備されているため、ステレオカメラセンサーが不検知でもモニターの光と音で警告する。
作業範囲は0.5-6.0m、幅は最大4mで調整できる。遠距離の場合、物体に対しては光と音で注意喚起し、人には自動ブレーキを作動させる。近距離はすべての障害物で自動ブレーキが作動し、制動距離は1m以内で停止する。
自動ブレーキの解除はフットブレーキを踏むか、走行レバーを中立に戻す必要があるため、障害物が除去されても停止状態は維持される。
既に同社保有のタイヤローラーとタイヤショベルに装着し、4現場で導入済み。2018年度内には同システムを装着したタイヤローラーを20台配備する予定。
今後は、汚れや曇りなどを判別する自己診断機能の搭載、小型ローラーやブルドーザー、モーターグレーダーなどへの導入も検討している。
残り50%掲載日: 2018年5月30日 | presented by 建設通信新聞