建設技術者向けNEWS

【トップガン教育で人材育成】

　レッドスタックジャパン（川崎市、油谷勝社長）、夢真ホールディングス（東京都千代田区、佐藤大央社長）、ヴァルハラゲームスタジオ（港区、兼松聡ＣＥＯ）の３社は、建設産業での急速な拡大が予想されるＢＩＭの教育、コンサルティング、ソリューション開発の共同展開に向け、戦略的パートナーシップによる協業を開始した。３社協働の初弾事業として夢真ＨＤの京橋営業所に「ＢＩＭトレーニングルーム」を７月に開設する予定だ。

　超高速リアルタイムレンダリング機能を活用したＢＩＭシミュレーションソフト『ＦＵＺＯＲ（フゾー）』を提供するレッドスタックジャパン、若手を中心に約５０００人の建設施工管理者の派遣事業を展開する夢真ＨＤの建設産業向けノウハウに、高次元の開発力を誇るゲーム会社・ヴァルハラゲームスタジオの技術をコラボレーションすることで「人材」「技術」「データ価値」を最大限に利用した革新的ＢＩＭソリューションサービスの提供を目指す。

　ＢＩＭトレーニングルームでは、ＢＩＭエンジニアの“トップガン教育”を行うコースを開設する。ＢＩＭのトレーニングにとどまらず、プロジェクトの大型化に伴い膨大なデータ量となる大規模設計データをスムーズに操作するフゾーの操作方法を学習するなど、付加価値の高いトレーニング内容の提供を目指す。

　今後も３社によるコラボレーションで多用な革新的サービスを創出し、建設産業の人材不足や生産性向上に貢献する。