建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
大成建設/BIMデータで配筋検査/是正までの時間を15%短縮
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>大成建設は、BIMデータを活用した配筋検査システム「T-BIM Inspection」を開発した。BIMデータによる図面などをクラウド上に保管するため、タブレット端末だけで効率的に配筋検査が可能。検査項目は熟練監理者の目線でリスト化されているため、誰でも検査時の指摘個所を確実に把握できる。実証実験の結果、従来と比べて検査から是正処置完了までの時間を約15%短縮した。
T-BIM Inspectionは、BIMデータによる関連図面や、部位ごとにリスト化された検査項目がクラウド上に保管されており、タブレット端末に表示された検査部位をタップすると、正確な断面リストと検査項目のリストがポップアップ表示され、素早く問題個所を抽出できる。写真撮影や文字入力も可能。タブレット端末のみで検査ができるため、従来のように図面を持ち歩く手間も省ける。
検査項目は熟練した管理者の知識や経験に基づいたものをリスト化した。そのため、誰でも熟練者と同等の検査が可能となり、検査の標準化が図られ品質の確保に貢献する。
検査項目のチェックや指摘事項を入力すると、検査個所やその内容、時刻が記録され、迅速な報告書の作成につながる。さらに指摘事項を入力した際は、実際に修正する担当者と期日を指定でき、即時に担当者へメールで内容が通知され、効率的な工事監理を実現する。
今後は位置情報の取得などの改良を検討するとともに、配筋検査以外にも対象の拡大を進めていく。
残り50%掲載日: 2018年5月31日 | presented by 建設通信新聞