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1回目線路切替え/東武アーバンパークラインIV/東鉄工業/総勢150人が作業
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>東鉄工業が施工を手掛ける「東武アーバンパークラインIV工区」で、高柳~逆井駅間の1回目の線路切り替え工事が完了した。同工事は2016年度から始まった同線六実~逆井駅間の約3.9㎞の複線化工事の一部で、4月5日の終列車通過後、総勢150人が切り替え作業に当たった。
今回の線路切り替えは、現在線の東側に新設したラダー枕木構造による新線路約260mの両端部と現在線を結ぶ船橋方120m、柏方150mの線路を移設した。ラダー枕木は約6mの区間を一体型のコンクリート構造とし、線路縦断方向の剛性向上と軌道メンテナンスの省力化を図る最新の軌道構造を採用した。
複線化工事の着手以降、線路東側の土木工事を進めながら、1月には線路上空を横断する藤心跨線道路橋で、新設した跨線道路橋を大型クレーンで仮橋台に架設し、道路を切り替えた後、旧跨線道路橋と橋台橋脚を撤去した。
今後は再度東側で柏方隣接工区との接続をする線路切り替えをしながら、西側を広げるための土木工事を実施する。並行して跨線道路橋の新橋台を構築、仮橋台から横取り架設し、再度道路切り替えをする予定。2線目となる西側の軌道工事は19年3月に着手し、19年度末の複線化の完成を目指す。
工事を担当する松崎義夫所長は「今回の切り替えで1つの区切りだが、まだ工事は続くので最後まで緊張感を持って無事故で工事を完成させる。東武鉄道や本社支店のバックアップに感謝するとともに、引き続きご協力いただきたい」と語った。鉄道管理技術者の櫻井登監理技術者は「これまで昼間作業や夜間線路内作業ではさまざまな安全対策を講じながら工事を進めてきた。引き続き変化する作業に応じたリスク対策をしっかり行い無事故で完成させたい」と話した。
軌道工事を担当した中工洋平主任は「新技術の軌道構造の施工を経験でき、光栄だと感じている。今後も切り替え作業の予定があるが、今回の経験を生かし安全で品質の高い線路を提供したい」と述べた。
残り50%掲載日: 2018年6月1日 | presented by 建設通信新聞