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  • 淺沼組A―PHA/杭頭免震の施工性向上/定着筋先端に機械式金物

    A-PHA工法のディテール

     

     淺沼組は、大規模物流施設などに採用されることの多い杭頭免震構造を対象とした「淺沼式杭頭接合部定着工法 (A-PHA)」を開発した。簡易な施工で、杭と周辺部材との確実な応力伝達機構を形成する。経済性にも優れていることから、 今後自社の施工現場を中心に同工法の普及拡大を目指す。

     

     杭頭免震工法は、 杭頭定着筋を納めるスペースが限られるため杭と周辺部材との応力伝達に工夫が必要で、 一般的には免震装置からアンカーボルトを杭頭部まで伸ばし定着させることが多い。 だが杭頭部の定着用凹部に雨水やゴミがたまり、 余分なコストや工程が発生する一因にもなっている。

     

     A―PHAは杭頭から伸びる定着筋の先端に機械式金物を装着することで、免震装置側のアンカーボルト定着板との間に圧縮ストラットが生じ、部材相互の確実な応力伝達機構が形成される。追加の治具や型枠も不要で、コスト縮減を実現する。

     

     2017年度末に完成した同社設計施工の物流施設にA―PHAを適用した。現在特許出願中。今後も同工法を積極的に採用し、普及展開を目指すとしている。

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    掲載日: 2018年6月6日 | presented by 建設通信新聞

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