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測量分野の若手技術者育成 一定年齢以下配置で加点/主任技術者型作業班長型2タイプ試行 国土地理院
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>国土地理院は、測量分野における中長期的な担い手の確保・育成へ、若手技術者の積極的な配置を促す新たな入札方式の試行に乗り出す。総合評価落札方式(簡易型)を適用する測量業務を対象に「主任技術者型」と「作業班長型」の2つのタイプで試行。一定年齢以下の若手技術者を配置する場合に総合評価での加点を行う。
主任技術者型は、配置予定の主任技術者が45歳以下の“若手技術者”である場合に、作業班長としての過去の「実績」や「成績・表彰」を評価する。45歳以下(1972年4月2日以降生まれ)は指名の段階と入札の段階でそれぞれ1点、40歳以下(77年4月2日以降生まれ)は、指名と入札の段階でそれぞれ2点を加点する。
一方の作業班長型は、配置予定の作業班長の「実績」および「成績・表彰」の評価は行わないが、技術者資格の取得の有無や継続教育(CPD制度)への取り組み姿勢を評価する「資格等」の配点を拡大。40歳以下の若手技術者を作業班長として配置する場合に、その年齢区分に応じた加点を行う。
40歳以下は指名の段階で6点、入札の段階で3点を加点。35歳以下(82年4月2日以降生まれ)の場合は指名の段階で12点、入札の段階で6点を加点する。
若手技術者の育成を目的にした、この新たな試行業務の実施は、公共工事品質確保促進法(品確法)に規定する中長期的な担い手の育成・確保が狙い。近年の測量業界における入職者の減少と経験豊富なベテラン世代の大量離職(引退)という課題への対応を念頭に若手技術者の一層の活用を促す。
第1弾として、25日に「水準測量(さいたま・利根川中流・日本水準原点1地区)」(発注部署=関東地方測量部)を公示。今後の発注予定として8-9月に8件の業務(作業班長型が7件、主任技術者型が1件)で試行を見込む。
若手技術者が経験を蓄積する機会を付与するという意味で、若手技術者にとっての将来への“登竜門”としての活用を狙う。
残り50%掲載日: 2018年6月26日 | presented by 建設通信新聞