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  • 大林組 クアトロアイズを開発/AIとカメラで危険検知/強制的に重機を停止

     大林組は、現場作業員の作業姿勢やヘルメットの特徴を学習したAI(人工知能)と建設機械に設置したカメラで、危険区域の作業員を検知して強制的に重機を停止させる安全装置「クアトロアイズ」を開発した。今後、現場の建機への取り付けを順次、進める。 建設現場では、重機と作業員の接触事故が死亡災害につながることが多い。通常は、重機周辺を立入禁止区域とするものの、誤認や不安全行動で接触事故が起きる。超音波センサーやICタグを使って、一定範囲内に作業員が入った場合に、重機オペレーターに警報を発する装置があるものの、資材や危険区域外の作業員に反応して警報が頻発するという課題があった。カメラで作業員を検知するシステムも開発されているものの、作業員がかがんでいたり、大きな材料を運んでいる場合、正しく検知できなかった。

     

     クアトロアイズは、AIが建設現場で想定されるあらゆる作業姿勢や世界中のヘルメットの特徴を学習。かがんだ姿勢や大きな材料を運んでいる作業員も検知できる。実証実験では、一般的なカメラによる作業検知システムで検知できなかった姿勢などでも検知できることを確認した。画像処理技術を使えば、20ルクス程度の比較的暗い作業場所や逆光にも対応可能。ステレオカメラを採用しており、距離を正確に計測できるため、注意喚起すべき範囲に入った作業員に警報を発したり、立入禁止区域に侵入した場合に重機を強制停止できる。警報範囲と立入禁止範囲は10m以下で重機ごとに任意設定できる。

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    掲載日: 2018年7月26日 | presented by 建設通信新聞

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