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阪神高速、飛島建設、第一カッターが新工法/RC床版撤去作業/工程半分に短縮
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【ウォータージェット活用】
阪神高速道路会社と飛島建設、第一カッター興業は、RC床版更新事業でウォータージェット(WJ)を活用する新工法「Hydro-Jet RD工法」を共同開発した。交通供用下で鋼桁とRC床版を分離しつつ合成桁としての機能を維持できる工法で、従来工法と比べ、床版撤去作業の工程を約半分に短縮できる。
ニーズが高まっている車線規制による施工に有効な工法として、今後は他社との連携を目指しながら、ほかの道路事業会社への営業活動を展開していく方針だ。
新工法は、▽道路供用下での接合部の除去▽防音・漏水検地システムを備えた防水型吊り足場▽接合部除去後の仮補強工法▽露出したスタッドの迅速な切断技術--の4つの技術で構成する。
工程は、供用下で鋼桁と床版の接合部のハンチコンクリートをWJで除去し、ずれ止め(スタッド)を露出させた後、 桁と床版の隙間に鋼材とモルタルによる仮補強材(フランジガード)を設置する。その後、 通行止めを行い、仮補強材を撤去、スタッドを切断し併せて床版を橋軸直角方向に切断・撤去する。桁と床版の分離作業は、1日当たり2.5m程度を施工できる。
技術開発は阪神高速道路会社が2015年度に募集したコミュニケーション型共同研究の「鋼桁とRC床版のずれ止め切断に関する研究」に飛島建設ら2社が共同研究企業体として応募し、採用されたもの。試験施工は昨年、阪神高速14号松原線の阿倍野管理用入路で実施、実橋での実現性を確認した。現在も阪神高速道路の出口部(大阪市内)1カ所で試験施工を実施している。
残り50%掲載日: 2018年8月3日 | presented by 建設通信新聞