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  • コマツ/スマートコンストラクション適用現場が5500カ所超え/サービスも進化

     建設工事の全プロセスにIoT(モノのインターネット)を活用するコマツの「スマートコンストラクション」の導入現場が、6月末までに5500カ所を超えた。15年2月のサービス開始以来、ドローン(小型無人機)や人工知能(AI)など技術革新の成果を組み入れながらシステムを進化させた。

     

     国内市場は、昨秋から導入された建設機械の新排出ガス規制に伴う駆け込み需要の反動減などが大きく響き、販売台数は減少傾向にある。同社は、新車販売に依存しない建機稼働管理サービスに集中投資し、間接的に収益を底上げする戦略を取っている。

     

     建機利用者と供給側をIoTで結び付ける流れが加速する中、同社は昨秋、NTTドコモらとともにAIやIoTで稼働情報を管理する総合プラットフォーム「ランドログ」を開設した。今年1月からはランドログを全ユーザーに開放。プラットフォームをオープン化しシェア確保を狙う。

     

     5月には、自動運航ドローンで測量を行う新メニュー「エブリデイドローン」も始めた。ミライト・テクノロジーズと提携し、専用ドローンを活用して現場の3次元(3D)点群データを数十分で作成する仕組みを構築した。

     

     スマートコンストラクション事業は、3Dレーザースキャナーによる現場測量や、データを使った高精度な3Dデータの作成といった工事準備の代行サービスから始まった。現在では測量から施工、出来形検測までをフォローするサービスに進化。高規格幹線道路の改良や河川の堤防整備、バイオマス発電所のタービン建屋建設など、多様な現場に用途を広げている。

     

     同社は、ICT(情報通信技術)対応建機のデモや操縦者向けの研修を行う拠点として、全国11カ所に「IoTセンタ」を設置。各拠点を発信基地として最新の建機と、それらを効率制御する仕組みを全国に普及させる考えだ。

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    掲載日: 2018年8月23日 | presented by 日刊建設工業新聞

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