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  • 全社ともに増収/利益は原材料価格高騰で減少傾向/道路舗装上場7社

     道路舗装上場7社の2019年3月期第1四半期決算は全社が増収となった。手持ち工事の消化が進んだことなどで前年同期実績を上回った。受注高は前年の反動などで5社が減少。利益面は原材料価格の高騰などを要因に減少傾向が目立った。

     

    10152019年3月期第1四半期業績(単体)

     

     受注高は日本道路が前年の反動で前年同期比21.1%増の251億円と高い伸びを示し、三井住建道路も5.5%増の87億円となった。一方でNIPPO、世紀東急工業、佐藤渡辺は2桁減となった。NIPPOは前年の反動を要因に挙げる。佐藤渡辺は官公庁発注案件の受注減少によるものと説明する。

     

     製造販売の受注高は原材料価格の高騰の影響で前年並みか微減傾向となった。三井住建道路は利益率の低下を補うため販売に注力した結果11.6%増となった。日本アスファルト合材協会がまとめた会員企業のアスファルト合材製造数量(速報値)では、4―6月累計の製造数量は803万1296tで前年同期から2.2%減少した。

     

     売上高は各社ともに前年同期実績を上回った。日本道路は29.8%増の261億円、東亜道路工業は18.8%増の179億円、世紀東急工業は34.3%増の128億円、佐藤渡辺は14.7%増の78億円と2桁の増加となった。NIPPOの舗装土木の売上高は12.1%増の394億円となった。各社ともに手持ち工事の消化が進んだことに加えて、東亜道路工業、世紀東急工業は前年の反動があったとしている。

     

     一方で利益面では営業利益、経常利益、純利益ともに各社減少傾向が目立つ。前田道路は原材料の仕入れ価格高騰が利益の減少にまでつながったとする。東亜道路工業は前半で大規模な工事がなかったことを要因に挙げる。

     

     通期の業績予想は世紀東急工業を除く6社が増収を予想する。前田道路、日本道路、東亜道路工業、世紀東急工業の4社は前期に特別損失を計上した反動で大幅な純利益増を予想している。

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    掲載日: 2018年8月23日 | presented by 建設通信新聞

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