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超高層EV/停電時に動力電源供給/三井住友/電気自動車の稼働実証
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>三井住友建設は29日、東京都中央区の超高層住宅「リバーシティ21イーストタワーズII」(地上43階建て)に、災害による大規模停電時に船舶や電気自動車から動力電源を供給するシステム「陸・海・電力コネクティングシステム」を試験導入し、電気自動車の電源を利用した高層階用エレベーターの稼働実証を公開した=写真。
システムは、停電時に船舶から得た電源を輸送する手段となる電気自動車と、電気自動車から供給される電源を交流の動力電源に変換する変換装置、変換装置からエレベーターに送電する電力や電気自動車の充電量をリアルタイムで計測する「モニタリング装置」で構成。これにより、非常用(保安用)電源を持たない建物に対して、停電時にエレベーターを稼働させる手段を提供することができる。東京海洋大学と共同で開発を進めてきた。
これまで低層階用エレベーターを電気自動車電源で稼働できることを確認しているが、超高層用エレベーターを稼働されるのは日本初という。実験では6基のエレベーターのうち、高層階用エレベーター1基を稼働させた。1回の充電で約100往復が可能という。
今後、集合住宅の管理組合や自治会などに向けたサービス体制の構築と事業化に向けた活動を進めるとともに、集合住宅の自助と共助が可能なコミュニティー形成に役立つサービスの検討と、技術の開発に取り組んでいく。
残り50%掲載日: 2018年8月30日 | presented by 建設通信新聞