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  • 土木学会・小林潔司会長/全国大会で基調講演/高度なインフラシステム構築で社会貢献

    1048 土木学会の小林潔司会長は30日、札幌市内で開催している18年度全国大会で基調講演した。高度経済成長を支えてきた多様なインフラについて「IoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)などを使って連携させる取り組みが重要になる」と指摘。「土木技術者が高度なインフラシステムを構築することによって社会の進化に寄与し、国民の多様な暮らし方を支える重要な役割を担わなければならない」と訴えた。

     

     小林会長は「土木工学、インフラは生活の新しいフロンティアを作り上げる重要な要素でもある。インフラ無くして社会システムはあり得ない」と強調。一つの例として「明治の時代と比較し、現代人の一日は比べものにならないほど忙しくなったが、それでも人々はIoTを駆使して仕事、介護、家事の一部をアウトソーシングしたり、ビッグデータやAIなどの新技術の発展、自動運転、リニア中央新幹線など技術革新の成果を活用したりして、時間利用の効率化を達成しつつある」ことを紹介した。その上で「こうしたさまざまな技術、システムをつなぐことが新しいインフラサービスをつくる原動力となる」と語った。

     

     続けて「『よりよき社会』へのシナリオを提示し続けることが、インフラに関わる土木学会の使命と考えている」と明言。今後は「インフラシステムの高度化によって社会の進化にどう土木技術者が貢献していくのか。土木学会が大きなシナリオを描いていきたい」と決意表明した。

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    掲載日: 2018年8月31日 | presented by 日刊建設工業新聞

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