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パスコ/ナビタイムと業務提携/物流業界の課題解決へ/配送計画とナビ連携
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>パスコは4日、国内で4800万人が利用するモバイルナビゲーション最大手のナビタイムジャパンと物流業界の課題解決に向けて業務提携すると発表した。パスコの「LogiSTAR(ロジスター)配車管理簿」とナビタイムジャパンの「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」を連携し、高度な配送計画からナビゲーションまでの高品質な輸配送管理システムをワンストップで提供する。
物流業界では、労働人口の減少・高齢化や労働時間の適正化、温室効果ガスの排出規制など多くの課題に直面しており、これらの課題解決には熟練技能者の経験に依存する現状を打破し、ICTの活用によりスピードと多様化の要求に応える徹底した効率化が求められている。
このため、両社が持つ技術とノウハウを相互に活用し、物流業界の課題解決に取り組む。具体的にはパスコが提供し、全国で延べ10万台を超える車両に導入されている「ロジスター配車管理簿」で複数の荷物・車両・配送先、容積の異なる荷物・車両といった複雑な条件を高速で計算処理し、最適な車両数と配送先・配送順などの配送計画を立てる。この結果から車両ごとの配送順をナビタイムジャパンが提供するクラウド型運行管理サービスの「ビジネスナビタイム動態管理ソリューション」にデータ転送することで、ドライバーはスマートフォンをモバイルナビゲーションとして活用できる。
特にパスコが独自開発した多様な要件を考慮できる配車計算エンジンは、荷卸し場所や平均待ち時間といった配送先の特殊事情など配車担当者が長年培ったノウハウを反映。担当者の力量に左右されない均一精度の結果を短時間で提供でき、複数の車両と配送先を効率よく配車できるのが特長だ。
これに新人ドライバーも安心のカーナビ機能と、 正確な到着時刻予測と遅延通知機能などを組み合わせることにより、新人ドライバーの教育期間を削減する効果も期待できる。
4日の記者発表会にはパスコの島村秀樹社長とナビタイムジャパンの大西啓介社長が出席。島村社長は「いままで培ってきた空間情報技術を生かし、ナビタイムジャパンとの関係を密にして物流業界の課題解決のため、さらなるサービスの充実に注力したい」とし、「ユーザーの選択肢が広がることがメリット。2020年度末までに新規に300社を目標としてBtoBを中心に展開したい」と意欲を示した。
両社は業務提携記念セミナーを10月4日に東京都港区のナビタイムジャパン本社セミナールーム、12日には大阪市浪速区のパスコ大会議室で開く。ともに時間は午後3時から5時30分。無料。
残り50%掲載日: 2018年9月5日 | presented by 建設通信新聞