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大成建設とソフトバンク/5Gでの連携実証/力触覚伝達型遠隔操作
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【有線と同等性能】
大成建設とソフトバンクは、力触覚伝達型遠隔操作システムを5Gで接続する検証実験を実施し、その連携を実証した。遠隔でロボットアームを操作し、高画質なカメラ映像やロボットの制御信号、力触覚情報など大容量のデータを即時に伝送することを確認。有線接続と同等の通信性能を実証した。
大成建設が6月に開発した力触覚伝達型遠隔操作システムは、小型の人協働ロボットを操作すると、遠隔のロボットアームが連動し、力加減も正確に伝達する。ロボットアーム側のカメラの映像を見ながら操作が可能で、作業手順や力加減などの操作データは記録、再生できる。AI(人口知能)の活用によるロボットの自律操作も進める予定で、生産施設などへの実装を検討している。
検証実験は東京都江東区の「5G×IoT Studio」で実施し、 操作室の人協働ロボットと遠隔室のロボットアームを5Gで接続した。4台のカメラの映像やロボットの制御信号、 双方向でリアルタイムの力触覚情報の伝達の確認に加えて、 サイコロの積み上げや風船の把持など力触覚を伴う作業、遠隔からのロボットアームのダイレクトティーチングによる作業動作の記録、再生を実施した。
その結果、大容量の通信でも遅延や映像の乱れがなく、5Gによる通信で力触覚を伴う遠隔操作や遠隔ダイレクトティーチングが実施可能なことを確認した。
2018年度はAIによる自律操作の実現へ開発を進める。さらに両社は生産施設での省力化、作業効率化への活用方法の検討や、建設現場などでのシステム適用へ取り組んでいく。
残り50%掲載日: 2018年9月5日 | presented by 建設通信新聞