建設技術者向けNEWS
建設技術者の方が知りたい情報を絶賛配信中
会員登録いただくと無料で閲覧可能です!
-
鹿島道路/ゴムチップで凍結抑制/融雪剤散布せず安全確保
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>鹿島道路は、ゴムチップを添加した特殊粒度のアスファルト混合物を2-3cmの薄層で舗設する物理系凍結抑制舗装「薄層シングルメルト」を開発した。ゴムチップが通過車両の荷重で弾性変形して雪や氷をはく離・破壊することで、融雪剤を散布せずに走行安全性などを確保できる。積雪寒冷地や凍結抑制が求められる山間部、特に坂道のカーブや橋上などをターゲットに、年間5000㎡の施工実績を目指す。
同社は、既設舗装を加熱してかきほぐしてから薄層舗装する維持工法「ヒートスティック工法」を展開している。薄層シングルメルトはヒートスティック工法の表層材料に使用することで、凍結抑制効果に加えて、軽微なひび割れが発生している既設舗装の延命化もできる。また、一般的な維持工法である切削オーバーレイ工法にも適用できる。
コスト面ではヒートスティック工法で厚さ2cmの薄層シングルメルトを施工した場合、切削オーバーレイ工法で厚さ4cmの一般のアスファルト混合物を施工した際と比較して1割程度安くできると試算している。
適用条件はN5交通量区分以下の構造破損していない既設舗装で、市町村道や県道程度の交通量を想定。ひび割れ率は20%程度以下、わだち掘れ量は30mm程度以下としている。
残り50%掲載日: 2018年9月6日 | presented by 建設通信新聞