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シールドマシンが到達/横浜環状北西線/首都高速と横浜市
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>【総事業費2586億 20年の開通目指す】
首都高速道路会社と横浜市が計画する「横浜環状北西線」の港北行きシールドマシンが同市都筑区に到達した。昨年3月の発進から18カ月をかけて約3.9㎞を掘り進んだ。Uターン路部や床版設置工事などを進め、総事業費2586億円をかけた北西線は、2020年東京オリンピックまでの開通を目指す。
北西線は東名高速道路の横浜青葉ICと第三京浜道路の港北JCTを結ぶ延長約7.1㎞の自動車専用道路。トンネル部分は約4.1㎞で、このうち緑区北八朔町の発進立坑から都筑区東方町の到達立坑までの約3.9㎞を泥水式シールド工法で掘削した。トンネルは港北行きと青葉行きの2本をつくり、最大深さは約65m。
シールドマシンは4階建てビルに相当する直径約12.6mで、重さは約1800tと市内の工事では最大規模だ。施工は大成建設・佐藤工業・東洋建設JV(シールド機製作はJIMテクノロジー)が担当。
7日の報道機関向け現場説明会で、塩澤健次首都高速道路神奈川建設局北西線工事事務所長は「57万㎥の発生土を運び出すために、1日約500台の車両が通行した。周辺住民の安全面などを最優先した」と述べた。
同現場で工程短縮のために取り組んだのが「ラップ施工」だ。掘削と同時に後方を構築するもので「掘進中にヤード調整をして、設備関係の資機材などを運び込む。床版は既に3㎞完成している」(塩澤所長)。
一方、横浜市発注の青葉行きトンネルは、9月7日時点で3.8㎞掘削している。今月中旬に到達する予定だ。施工は安藤ハザマ・岩田地崎建設・土志田建設・宮本土木JV(シールド機製作は日立造船)。
北西線は完成後、横浜環状北線と一体となり、東名高速道路から横浜港まで直結する。国際競争力の向上や市内活性化に寄与するとともに、災害時の緊急輸送路に活用する。
残り50%掲載日: 2018年9月10日 | presented by 建設通信新聞