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  • JFEスチール/機械式継手の適用拡大/接合省力化、コスト抑制

     JFEスチールは、鋼管杭の機械式継手「ハイメカネジ」を大幅にリニューアルした。鋼管矢板にも適用範囲を拡大したほか、接合作業の負荷を軽減し、さらなる省力化に貢献する。コンパクト化により、経済性も向上した。従来の道路・鉄道に加えて港湾分野への適用を視野に入れる。5月には土木研究センターの建設技術審査証明を取得した。 ハイメカネジは鋼管杭の現場接合に使うねじ継手でPIN継手、BOX継手、逆回転防止ピンで構成する。事前に工場で鋼管に溶接取り付け後、現場に搬入される。継杭作業はハイメカネジ付き鋼管を回転接合させて逆回転防止ピンを挿入して接続確認するだけで済み、1カ所当たり10-15分で接合が完了する。1998年に開発・実用化され、道路や鉄道分野の基礎工事を中心にこれまで100件以上の採用実績がある。

     

     リニューアルしたハイメカネジは大径で厚肉、高強度の鋼管杭や鋼管矢板にも適用範囲を広げた。最大径2000mm、最大板厚60mm、SM570材に対応する。これまでの埋め込み杭工法、圧入工法、回転杭工法に加えて、打撃・振動工法にも適用できる。

     

     ねじの多条化とともに、ねじ山を大きくすることで耐力を確保しつつ、ねじ山数を削減した。ねじ接合時の回転量を低減し、省力化や工期短縮につながる。外径1000mmの薄肉鋼管用の継手の場合はこれまでの半分以下となる8分の1回転で接合が可能となった。

     

     継手断面形状を最適化することで従来と比べて短尺化・軽量化も実現し、最大で約50%のコンパクト化を達成した。経済性も向上し、従来品と比べ平均で約2割コストを抑えた。

     

     今後は年間3000-5000tの販売を目指す。

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    掲載日: 2018年9月19日 | presented by 建設通信新聞

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