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竹中工務店/インドネシアに免震建物/海外の設計施工案件初、高減衰ゴム51基
// 本文の表示 画像がセットされていない場合は、画像分の余白ができてしまうのでtxtクラスは使わない。 ログインしていない場合も画像は表示しない。?>竹中工務店は、同社設計施工の海外プロジェクトとして初めて、ブリヂストングループのインドネシア・カラワン工場新事務所棟に中間階免震構造を適用した。地下1階の柱の頂部に、地震エネルギーを吸収するダンパーが不要な減衰性の高い積層ゴムで構成したブリヂストン製の高減衰免震ゴムを51基設置した。
プロジェクトでは限られた敷地で駐車スペースを確保したいというニーズに応え、地下1階の駐車場スペースの柱に免震ゴムを設置する中間階免震構造を採用。通常はデッドスペースとなる免震層を駐車場スペースとして有効利用した。
施工では免震ゴム取り付け部の施工制度やコンクリート充填性の確保のため、現地の施工環境や経験を考慮し最適な材料や工法を選定。現地協力会社とタイアップした試験施工の繰り返しや鋼製型枠の利用、サイトプレキャスト化などにより高い施工品質と施工効率化を実現した。
同プロジェクトは約37万㎡の既存タイヤ工場に点在する管理事務所と、本社機能を新事務所棟に集約したほか、食堂棟やスポーツセンター棟など10棟を建設した。新事務所棟の規模はRC一部S・SRC造延べ7744㎡。8月から新事務所で本社機能の運用が順次始まっている。
同社は今後も耐震・免震技術を生かした建物受注の強化するとともに、海外の設計・エンジニアリングサービスを展開する。
残り50%掲載日: 2018年9月27日 | presented by 建設通信新聞