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  • 現場から・三成研機 工事用4.5t仮設EV開発/大量・高速性能で効率化

    【大成施工の豊洲二丁目再開発に納入】

     

     工事用エレベーターやタワークレーンの開発・製造・販売を手掛ける三成研機は、大成建設の協力を得て、国産機最大となる積載荷重4.5t(定員69人)の工事用仮設エレベーター「SEC-4500H」を製作し、大成建設が施工する豊洲二丁目再開発(東京都江東区)の現場で9月初めから実用運転を開始した。大量・高速性能を持たせたことで、高層建築現場における資機材の効率的な搬入や、作業員のエレベーター待ち時間・移動時間の削減など現場の効率化が期待される。2号機も10月から同社施工の都内大規模作業所で稼働する予定だ。 開発機は、三成研機のカタログ上の積載荷重4.0tを上回る国内最大の4.5tとなる。搬器(カゴ)のサイズは幅6000mm、奥行き2000mm、高さ2725mm。標準仕様で昇降速度は毎分100m、揚程は260mとなり、追加仕様で速度アップと揚程300m超えが可能としている。

     

     仮設機械としての作業所での使用に際し、特殊な部材や工具なしで組立解体できること、市場性が高い主要部品による構成、運搬の利便性などを考慮して最大積載量を4.5tに決めた。

     

     今回の開発に当たっては、大成建設の指導とバックアップを受けて、作業所における使い勝手や設計図に対して納めやすい寸法などを選定。さらに輸送・組立・クライミング・解体という一連のサイクルにおける安全性と作業性に配慮しており、この先に計画されている300m超の超高層建築工事への適用も視野に入れた設計となっている。

     

     豊洲二丁目再開発の村上克次作業所長(大成建設)は、「これまでタワークレーンで吊っていたエアハンドリングユニットを始め、資機材の発注時期や施工手順が効率化できる。作業員の朝礼・休憩後のエレベーター待ち時間の解消にもつながる」と、作業環境の改善による効率的・効果的な現場管理への期待を語った。

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    掲載日: 2018年9月27日 | presented by 建設通信新聞

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